【事前にチェック】飲食店営業許可の検査項目とは?

【事前にチェック】飲食店営業許可の検査項目とは?
Contents
1.飲食店を開業するには許可が必要
①飲食店営業許可とは?

ポイント:飲食店を開業するなら許可がいる
飲食店営業許可は、通常の飲食店を開業するために必要なもので、保健所から許可証を取得すれば、店舗で調理した料理の提供や、午前0時までの酒類の提供が可能となります。
複数の店舗を別の場所で開業する場合は、それぞれの店舗で個別に申請が必要です。
ポイント:他にも許可が必要な場合もある
キャバクラやスナック、麻雀店も飲食店に該当します。
上記のお店の場合には飲食店営業許可だけでなく、風俗営業許可が必要になります。
具体的には過去の記事で解説していますので、下記からご確認ください。

②飲食店営業許可の検査とは?
福岡県内で飲食店を営業するためには、許可取得に必要な設備基準を満たす必要があります。
この営業所検査で主に確認されるのは、営業施設の基準をちゃんと満たしているかということです。一般的に求められる営業施設の基準は下記の通りです。
営業施設の基準
施設全般
- 屋外からの汚染を防止する設備や機械器具の配置。
- 取扱量に応じた十分な広さの確保。
- 公衆衛生上の危害を防止するため、作業区分に応じた区画や適切な設備配置、空気の流れを管理する設備。
- 食品を扱わない場所としっかり区分されていること。
設備・構造に関する許可基準
- じん埃や廃水、廃棄物による汚染防止の構造・設備がある
- ねずみや昆虫の侵入を防止する設備が必要
- 天井は結露防止の構造で、換気設備も整備
- 床、内壁、天井は清掃しやすい材料で作られ、不浸透性があり排水が良好
- 照明は十分な照度を確保する設備がある
- 給水設備は飲用水を十分に供給し、必要に応じて消毒・浄水装置を備える
- 手洗い設備は再汚染防止構造で自動式や足踏み式など
- 排水設備は汚水の逆流防止機能を持ち、十分な容量と配置
- 必要に応じた冷蔵・冷凍設備を備える
- 害虫防除設備を設置
- 従業員用の専用トイレを設置
- 原材料や薬剤を適切な温度・場所で保管
- 廃棄物容器は清掃しやすく、漏れない構造
- 製品を衛生的に包装できる場所を設ける
- 従業員用の更衣室を十分な広さで配置
- 食品洗浄設備を設置し、熱湯・蒸気供給機能がある
- 添加物専用の保管設備や計量器を設置
などなど
ポイント:業種ごとの個別基準もあるので注意
開業する飲食店によっては、個別に基準が決められていますので、注意が必要です。
食肉販売業や魚介販売業、菓子製造業や惣菜製造業などの業種によって用意する必要のある設備や器具などが変わります。
この点は、各都道府県のホームページから確認しておきましょう。
ポイント:他にも人の要件を満たす必要がある
その他にも、食品衛生責任者を配置するなど、人の要件をクリアする必要があります。
検査の際には、原則、この食品衛生責任者の人が立ち会う必要があります。
詳しくは過去の記事で解説しておりますので、下記からご確認ください

2.【本題】営業所検査の具体的なチェック項目

ポイント:具体的にチェック項目を見ていきましょう
飲食店営業許可を取得するためには事前の検査を受ける必要があるのは先述のとおりですが、具体的にどのような項目をチェックされていくのか見ていきましょう。
特に、内装工事が入る場合には事前に確認しておかないと取り返しがつかない場合もありますので注意しましょう。
①衛生的で安全な建物であるか
施設全般のチェック項目
- 壁
- 清潔を保ちやすく、防火性があり、明るい色合いであることが理想です。特に火を扱う厨房部分では、耐火性に優れたステンレス製などの素材を使用するのが望ましいでしょう。
- 床
- 掃除がしやすく、水はけの良い構造になっているか確認しましょう。コンクリートやタイルなどの床材を用い、排水がスムーズになるよう勾配をつけておくことがポイントです。
- 厨房と客室は区画が分かるようにしましょう
例)床の色を分ける、扉をつける
- 天井
- 配管や配線がむき出しになっていないかチェックが必要です。地域によっては、露出した配管に対して保健所から指導を受ける場合があります。厨房では、ボードを張るなどして天井を覆う対策を行いましょう。
- 更衣室(更衣スペース)
- 従業員のための専用の更衣スペースを設けましょう。更衣室が必ず必要というわけではありませんので、コート掛けやパーティションを用意するでも構いません。ただし、必ず衛生面の観点から、厨房などの作業場とは分ける必要があります。
- 掃除用具の置き場も別で用意するようにしておきましょう
- 換気扇
- 店内の空気がしっかりと入れ替わるよう、換気設備を整えることが重要です。厨房だけでなく、客席にも換気扇を設置するのが理想です。さらに、窓がある場合は、ネズミやゴキブリの侵入を防ぐために網戸を取り付けましょう。
②衛生的で安全な設備が整っているか
ポイント:厨房のシンクや蛇口、手洗い場など要注意
設備のチェック項目
- 厨房
- すべての調理設備が厨房内に収まっていることが必要です。
- 冷蔵庫は必ず置かなければなりません。また、冷蔵庫には温度計の設置が義務付けられています。温度計付きの冷蔵庫でない場合には、市販の温度計を入れておくでも構いません
- シンク
- 二槽式で、それぞれに蛇口が備わっていることが基本です。
- 調理をしない形態の飲食店の場合には一槽シンクでも構いませんが、別で手洗い場を用意する必要があります。
- 水とお湯の両方が出る給湯設備の設置が必要です。地域によっては、給湯温度が一定基準を下回る場合に許可が下りないこともあるため、事前に確認しておきましょう
- 手洗い場
- 従業員用の手洗い場を設置しましょう。一槽シンクの場合には、別途、必ず用意する必要があり、ハンドソープやアルコール消毒液の常備も必要です。
- 手洗い場の蛇口は、必ず手で触らずに水が出るようにレバー式のものもしくはセンサー式のものを用意する必要があります
- トイレ
- トイレは定期的に洗浄・消毒され、備品も十分に補充されているか
- トイレには別途手洗い場が設けられているか
- ゴミ箱
- 厨房内には、必ず蓋付きのゴミ箱を1つ以上設置しましょう。大きさの規定はありませんが、耐久性のあるプラスチック製など、衛生的に長く使えるタイプを選ぶのが望ましいです。
3.まとめ
以上、【事前にチェック】飲食店営業許可の検査項目とは?を解説しました。
ポイント:申請は慣れていないと時間がかかる申請です
風俗営業許可や深夜営業許可は正確な申請書類の記述はもちろんのこと、図面の作成が必要です。作成には時間がかかるのもちろんのこと、補正があれば何度も管轄警察署に足を運ばないといけません。
ただでさえ許可が下りるまで55日間かかる風営法許可、オープンを急いでいるのであれば正確な申請が必要です。
ポイント:開業の準備をしながら申請ができるでしょうか?
その間、
・お店の内装工事のお打ち合わせ
・ホームページやSNSでの集客の対応
・キャストの募集
など並行して行わなければなりません。そんなお時間が作れますか?
ポイント:風営法は厳しい法律です。
さらに風営法は厳しい法律です。無許可で営業を行なった場合に、2025年から
5年以下の拘禁刑
もしくは1千万円以下の罰金
(法人の場合は最大3億円の罰金)
に罰則が強化されます
さらに、一度違反行為をしてしまうと風営法の欠格事由に該当し、5年間新規申請ができなくなってしまいます。
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