飲食店営業許可はオンライン申請可能ですが・・

飲食店営業許可はオンライン申請可能ですが・・

行政書士が解説

1.飲食店営業許可はオンライン申請が可能ですが・・

①飲食店営業許可はオンライン申請が可能です
ポイント:厚生労働省のHPからオンライン申請可能

2021年6月1日から、「食品衛生申請等システム」の運用が始まりました。
これにより、これまで営業所を管轄する保健所の窓口で行っていた営業許可や各種届出の手続きを、オンライン上で行うことが可能になりました。

申請にはGビズIDもしくは食品衛生申請等システムアカウントの作成が必要となります。
※GビズIDは、1つのID・パスワードで様々な行政サービスにログインできるデジタル庁が提供するサービスです。

ポイント:もちろん窓口での申請も可能

ただし、これまでどおり紙による申請や届出も引き続き受け付けていますので、インターネット環境が整っていない場合でも安心して手続きが行えます。

申請内容や記載方法など、申請そのものに関する質問は営業所を管轄する保健所が窓口となります。
一方で、システムの操作方法や利用に関する疑問については、食品衛生申請等システムのヘルプデスクに問い合わせることができます。

②ただし、都道府県によってはオンライン決済ができません
ポイント:オンライン決済ができる都道府県は限られている

飲食店営業許可は申請手数料がかかります。
ただし、その申請手数料をオンラインで支払える自治体は限られています。
オンライン決済ができない場合、結局、申請窓口で支払うこととなります。
下記の自治体に関してはオンライン決済が可能です。(令和7年11月時点)

■東京都・台東区

【HP】https://www.city.taito.lg.jp/kenkohukusi/kenkokikikanrieisei/food/shokuhineigyo/eigyo.html

【手続きの流れ】
 ①電子申請後、台東区より手続きについてお電話差し上げます。
 ②電話確認後、支払依頼のメールを送ります。
 ③指定されたサイトにアクセスして、クレジットカード決済を行ってください。

【注意事項】
 ・携帯電話のドメイン指定受信されている場合は、「@city.taito.tokyo.jp」を追加してください。
 ・メールに記載された手数料の支払期限(72時間)以内に決裁をお願いします。
 ・ご利用いただけるクレジットカードブランド・・・VISA、JCB、Diners Club、American Express、Mastercard
 ・領収書(紙)は発行できません。
 ・営業許可書は後日お渡しします。(郵送希望の場合は実地検査時にレターパックプラスをご準備ください)

■茨城県・水戸市

【HP】無し

【手続きの流れ】
 ①申請手数料の振込のご案内(メール送信)を行います。
 ②案内された内容にしたがって、オンライン決済を行ってください。

■兵庫県

【HP】https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf14/shokuhineigyou/kyokashinsei_todokede_online.html

【手続きの流れ】
 ・兵庫県では、営業許可の申請手数料は「兵庫県電子納付システム」により納付できます。
 ・オンライン申請及び申請手数料の電子納付の詳細については、上記の兵庫県ホームページをご確認下さい。

ポイント:福岡県の場合はオンライン決済不可

福岡県内の場合では手数料の支払いはオンラインではできませんので、結局、窓口でお支払いをすることになります。支払いは8時45分から17時まで(土・日・祝日等除く)となっております。

その際、職員と施設検査を行う日時を調整することになるわけですが、それなら最初から窓口申請をして、手数料を支払った方が二度手間にならず済みますね。

③どちらにせよ食品衛生申請等システムのアカウント作成は必要
ポイント:申請書類に食品衛生申請等システムのアカウントIDの記載が必要

オンライン申請では手数料の支払いをオンラインでできない都道府県の方が多いという話は先述しましたので、窓口での申請を検討する方も多いと思います。

ただし、どちらにせよ食品衛生申請等システムのアカウント作成は必要となります。

申請書類の記載例(福岡市HPより引用)を見てみましょう。
右上の部分に「食品等事業者ログインID」を記載する部分があります。

アカウントIDは申請者が指定するメールアドレスとなります。
GビズIDをお持ちの方であれば、そちらで登録することも可能です。

窓口申請する場合にも、食品衛生申請等システムのアカウントがあるかどうかは必ず確認されます。

ポイント:登録方法は?

登録方法は下記のページから確認できます。

④飲食店営業許可を取得するまでの流れや必要書類については

飲食店営業許可を取得するまでの流れや必要な書類に関しては過去の記事で解説していますので、下記からご確認ください。

2.まとめ

以上、飲食店営業許可はオンライン申請可能ですが・・を解説しました。

ポイント:申請は慣れていないと時間がかかる申請です

風俗営業許可や深夜営業許可は正確な申請書類の記述はもちろんのこと、図面の作成が必要です。作成には時間がかかるのもちろんのこと、補正があれば何度も管轄警察署に足を運ばないといけません。

ただでさえ許可が下りるまで55日間かかる風営法許可、オープンを急いでいるのであれば正確な申請が必要です。

ポイント:開業の準備をしながら申請ができるでしょうか?

その間、
・お店の内装工事のお打ち合わせ
・ホームページやSNSでの集客の対応
・キャストの募集

など並行して行わなければなりません。そんなお時間が作れますか?

ポイント:風営法は厳しい法律です。

さらに風営法は厳しい法律です。無許可で営業を行なった場合に、2025年から

5年以下の拘禁刑
もしくは1千万円以下の罰金
(法人の場合は最大3億円の罰金)

に罰則が強化されます


さらに、一度違反行為をしてしまうと風営法の欠格事由に該当し、5年間新規申請ができなくなってしまいます。

お忙しいあなたの代わりに当事務所が全て申請を代行いたします。

書類の作成

図面の作成

法律確認

【風俗営業許可専門】
みまもり行政書士事務所

にお任せください!

お気軽にお問い合わせください。092-725-2275受付時間 8:00-24:00 [ 土・日・祝日対応可 ]

お問い合わせ
LINEからもお問合せできます
併せて読みたい記事
詳細はこちらをクリック
お問い合わせは下記から

お気軽にお問い合わせください。092-725-2275受付時間 8:00-24:00 [ 土・日・祝日対応可 ]

お問い合わせ
LINEからもお問合せできます